小樽市議会第1回定例会開会2017/02/23 21:46

 開会ができるのかどうか大変心配をおかけしていました小樽市議会第1回定例会が2月22日、何とか開会にこぎつけました。


 今議会では2017年度一般会計予算案を始め、今年度補正予算案や前回自然閉会となったことで積み残された各議案も扱われる大変重要な議会となっています。

 私たち民進党市議団としてはこれ以上議会が閉ざされたまま、今議会でもこれら重要議案を審議しないということはできない。かといって森井市長の民主主義のルールを軽視する発言もそのままにはできない、という観点で各会派と開会に向けての話し合いをしてきました。

 結果、森井市長は議会冒頭の自身の所信表明内で

  前回議会での自身の答弁が「結果として誤解を与えた」

  自然閉会したことについて「大変ご迷惑をかけた」

  「今後、発言に関しては、より慎重にする」

 ことを表明して実質自分の非を認め、反省した形を見せたことにより、1定は何とか開会することとなったのです。

 

 これは今議会の重要性(これまでの議会が重要でないという意味ではもちろんありませんが)から当然のことで、なぜこんな切羽詰まった時期まで、一切自分の非を認めず、議会が一方的に悪いことにして混乱を長引かせたのかが理解不能です。前回議会が休会してからは記者会見等で森井市長は審議未了で流れたことについて「反省点がないか」との質問に、「私自身、具体的に思いつくところがない」と答えています。どのような心境の変化があったのでしょうか。

なぜ、今回のような答弁を前議会でできなかったのでしょうか。そうしていれば状況は全然違っていたはずです。

 あの時点で、次回定例会にも影響が出て、新年度予算が審議できないという結果がどんな事態を引き起こすのかを切羽詰まらないと推測できないというのはいかがなものでしょうか。私たち議員はみんなそのことも含めて非常に心配し、「何とか打開策を」と奔走していたんですが。

 

 と、言いつつも、まずは議会が始まりました。28日から代表質問です。私たち民進党は、今回の市長発言について評価する・しないはこれからの議会議論の中で判断することとしていますので、政治姿勢のみならず予算案等具体的議案について厳しく、追求していき、その中で市長の資質について市民に明らかにしていこうと考えています。


 やはり、前議会の自然閉会となった議会運営戦略の是非はともかく、結果として一般の市民のみなさんにはわかりづらく、「どっちもどっち」という印象を与えてしまったと分析し、反省するところです。よって、議会を止めることよりも、動かす中で粘り強く市長の言動や市政の方向性や課題を市民のみなさんに見えるようにしていこうという方針で進めます。



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