3定市議会 閉会2017/10/11 21:47

 10日、大幅に延長していた第3回定例会がようやく閉会になりました。前回報告に引き続き、北海道新聞の見出しをお借りしてまとめましたのでご覧ください。



(道新小樽後志版10月3日付)「不適切支出 市認める」バス優待で協定未締結

 予算特別委員会で、高齢者向けバス優待乗車証「ふれあいパス」事業で、市が協定(契約)を結ばないまま4〜8月分を支払っていたのは小樽市契約規則に違反していたことを認めた。


(10月5日付)「市長、減給条例案提出」来月分10% 観光船施設問題で

 森井市長は高島漁港区で観光船事業者に条例違反の船発着場建設を市が許可した責任をとり、自身の11月分給料の10%(約8万3千円)を減額する条例案を議会に提出した。


(10月6日付道新全道版)「小樽市長減給条例案を否決」市議会「額少ない」

総務常任委員会で私も追及しました。結果、市長答弁から見えたことは

  市長は、部下の職員が間違った管理監督責任しか認めていないこと。

  「過去からの誤った条例解釈を是正することなく、これを追認した市長としての責任」として、今回の事例以外にも違反の建物があり、それを認めてきた過去、前例があると主張し、「自分だけが悪いんじゃない」と子供じみた言い訳で、過去や現職員への責任転嫁に終始していること

  議会での追及後からコンプラ委に指摘されるまでの期間、「違法ではない」と言い張り、漁業関係者への迷惑も放置してきた責任を認めていないこと。

などです。

 市長にはこの問題にきちんと正面から向き合い、この件に関する適正な処分を自らに課すことを求め、否決の態度をとりました。


(10月7日付)「市長の辞職勧告決議案提出へ 観光船問題 市政に「ノー」」


(10月11日付)「小樽市長・副市長の辞職勧告可決 森井市政さらに厳しく 「現時点で辞職の考えない」」

 10日にようやく閉会を迎えた本会議で、森井市長・神林副市長の辞職勧告決議案が可決されました。

 森井市長へは、今議会だけでなく、これまでの数々の公正性、適格性を欠く市政運営、議会軽視の態度が主な理由です。

 上林副市長については、議会や諸団体との調整・パイプ役を期待したがその任を果たしていないばかりか、市長追随の姿勢には失望の念を禁じ得ない、というもの。

 両決議は投票の結果、可決となりましたが法的拘束力はないため、市長は辞職の考えはないそうです。しっかりとこの事の意味を重大にとらえてほしいものです。

 私たち民進党としては

 「決議案にある市長の数々の問題点は民進党としても先頭に立ってこれまでも追及してきた。その議会軽視の態度や、疑念を質す姿勢は変わっていない。

 しかし、現時点では、それらについて全てが究明された訳ではない。中央バスとの関係やふれあいパス問題については今後の成り行きも定まっていない。

 よって、市長の辞職による「逃げ得」は許されない。

 今後、私たち会派は、調査のための特別委員会、場合によっては100条委員会の設置も視野に入れて、市長への責任追及を続けていくべき。」との立場で投票に望みました。


 投票の結果、辞職勧告決議が可決されました。実質市長不信任決議とみなす規定(4分の3以上の賛成)に至らず、市長の辞職か議会解散の選択権を市長の手にゆだねることになりませんでした。



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