林家とんでん平師匠小樽から全国行脚スタート!2021/07/18 21:29

 これまでも何度か落語会を開きながら全国を巡られている小樽出身の落語家林家とんでん平師匠が小樽観光大使就任を機に、小樽のすばらしさを伝えるために今年いっぱいをかけて、また全国行脚に出られることにしたそうです。

 そこで、この度は行脚の出発地として小樽市の新光南会館を会場に落語会を開かれましたので、私も聞かせていただきました。因みにこの会館を選ばれたのはこのブログでも紹介してきました5月の「第1回朝里川桜咲く現代アート展」を師匠も鑑賞していただいてその時にたいそう気に入ってくださったのがきっかけだそうです。こんなところにもアート展開催の好影響が見られ、うれしくなります。

 コロナ禍の中でもあり、おまけにひどい暑い中で入場者数も限った中での開催となりましたが、定員いっぱいのお客さんが集まり、師匠の話を楽しみました。

 

 開演の前にご挨拶。同じ地方議員としてとんでん平師匠と交流のある林下孤芳小樽市議より


 実は師匠は312年札幌市議会議員として活躍された実績をお持ちです。民主党の地方議員として私の大先輩にもあたる方なのです。また、私は中学時代から落語が大好きで、ずいぶんラジオ等で聞いていました。その経験が教員時代も現在議員になってからも話術等にずいぶん役立っていると思います。そんなことでこの落語会を楽しみにしていました。

 

いよいよ開演!最初から大きな声で皆さんの度肝を抜きます!

後ろの「小樽」の旗は迫小樽市長からの贈り物だそうです。これを掲げて宣伝してね。という事でしょう。


話の導入部、まくらの部分では師匠が先代の林家三平師匠の最後の弟子であったことや、習った小話、全国をリヤカーを引いてまわられた時のエピソードなどを会場のお客さんをどんどん巻き込みながら話が進みます。

そして、いよいよ一つ目の演目は「初天神」。父親が息子を天神さんのお祭りに連れていくお話です。師匠の十八番ですね。父ちゃんとキン坊のやりとりが目に浮かびます。

そして暑い時期には怪談をということで2話目は「皿屋敷」。あのお菊さんが皿の枚数を数える有名な怪談ですが、長屋の若い衆が実際にお菊さんを見に行こうという話でした。怪談なのですが、お菊さんがだんだん世慣れていく感じがさすが落語家界のお菊さん。

だんだんお客さんも師匠の話の雰囲気に引き込まれていきます。


師匠の熱演であっという間の1時間半。暑さも忘れ、コロナ禍のうっ憤も笑うことでずいぶんとはれました。ありがとうございました。これから全国を回る旅、お気をつけていってらしてください。それと小樽の紹介よろしくい願いいたします。