衆議院選挙 おおつきくれは 応援御礼 ― 2021/11/01 13:05


   花園十字街での最後の訴えです。大勢の支援者が駆け付け、              「くれは」コールが繰り返されました。

 去る10月31日の衆院選北海道4区に立候補しておりました私たち立憲民主党の候補「おおつきくれは」は、大変残念ながら小選挙区当選をでは696票の僅差で自民党中村候補に敗れましたが、比例代表1位で無事果たすことができました。


  結果決定後の一コマ。後翌日の1時過ぎに及ぶ大熱戦でしたが、最後に比例での復活当選!およそ2か月での超短期決戦の末でした。

 改めまして、応援いただいたみなさまに感謝申し上げます。「おおつきくれは」氏とは立候補の決意をした当初より連絡を取り、その不退転の決意をお聞きしていましたので、この結果に大変安どしています。さらに今後の活動で今回の大変惜しい結果を次回に覆すべく、活動していくことを本人も確信と決意をもってお約束してくれていますので、期待していますし、私も力不足ながら地域から支えていくつもりです。
 本当にありがとうございました。

  早速今日1日にはHTB,HBCから出演のオファーがあり、夕方の番組に出演、元気に選挙戦の様子や家族のこと、今後の抱負について熱く語っていましたよ。



  



第44回全国町並みゼミ奈良大会① ゼミ前日 奈良県橿原市今井町で交流 ― 2021/11/17 21:58

 11月12,13日に奈良県奈良市で開催される「第44回全国町並みゼミ奈良大会」に参加して来ました。

 さて、今回奈良に行くということで、奈良市のお隣の橿原市今井町で活動されている「今井町町並み保存会」の会長若林稔さんからご招待をいただきました。

1丁目から4丁目にかけて建物はもちろん道路の舗装も気が遣われています。

 今井町(いまいちょう)は、[奈良県橿原市の中部に位置する地区で、戦国時代の寺内町が原型となり、全建物数約1500棟弱のうち、約500棟の伝統的建造物があり、全国で最も多い地区となっており、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。また、国の重要文化財が9件、県指定文化財が3件、市指定文化財が5件あり、2017年(平成29年)4月28日に日本遺産に認定された。](『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

  若林会長のご案内。トレードマークの作務衣とお帽子で

 一軒一軒のお宅が歴史を意識している様子。派手な色の看板等は一切なし


 若林会長自らその今井町内をご案内いただき、解説をお聞きしました。夕暮れ時、堀を巡らせた一画が安土桃山から江戸期そのままに残り、また、今も住民の暮らしの声が聞こえてきて、まさにタイムスリップした気分でした。

  町を取り囲むお堀。残念ながら大部分が埋められて道になっていますがここは残してあります。織田信長が攻めてきた事もあるそうです!

 夕暮れの町並み。街路灯も雰囲気を盛り上げます。

 

 その後、若林会長のご実家を改修して研修宿泊施設としている「阿伽陀屋若林亭」で心温まる奥様やご友人手作りの夕食をいただきました。なんといってもこの地域の食材を使った「茶がゆ」の美味しかったこと!素朴な中にも芯の通った味がしました。(3杯もおかわりしてしまった)


 2階から吹き抜けになっています。竈で茶がゆを作ってくれていて良いにおい

 また、途中から「今井町町並み保存会」のメンバーの方々も加わり、大変有意義な交流となりました。コロナ感染に留意しての交流でしたが、ちょっと前にはかなわなかったことですので久しぶりにうれしかったです。

 

 全国町並みゼミ小樽大会に参加された際の小樽発行の資料を大切に保管されていたものを見せていただきました。資料保管ひとつでも会の活動がしっかりしていることを感じました。



その晩は別棟にある五右衛門風呂に入れていただいた上、そのまま「阿伽陀屋若林亭」の2階に泊めていただきました。

翌朝、また若林会長の運転で今井町から明日香村一帯の有名な歴史名所を足早でしたがご案内いただきました。日本史の飛鳥時代に登場する場所です。今度、個人でゆっくり観に来ようと思いました。

 

石舞台古墳です。上にある畑からまわりの風景に溶け込んだ様子が北海道から来た私には不思議な感じ。

 

その後、奈良市の会場まで送っていただきました。

若林会長や奥様、会のみなさまの本当にお世話になりました。また、今井町の様子や、これまでの会の住民の保存に対する意識を高めていく活動、何より増して会長のこれまでの実践に裏打ちされた力強いお話等、大変参考になりました。ありがとうございました!


次回は全国町並みゼミ奈良大会の様子をお送りする予定です。



第44回全国町並みゼミ奈良大会② 奈良大会1日目報告 ― 2021/11/18 21:34

 さて、楽しい今井町での交流の昨日に続き、11月12,13日は奈良県奈良市で開催された「第44回全国町並みゼミ奈良大会」への参加です。


 最初に「全国町並みゼミ」について説明しますね。

 主催団体の全国町並み保存連盟は、歴史的な集落や町並みで、歴史を活かしたまちづくりに取り組んでいる全国の団体と、 団体を支援する個人によって構成される民間の特定非営利活動法人です。私の所属する「小樽・朝里のまちづくりの会」も加盟しています。

1978年(昭和53年)に愛知県の有松・足助で第1回の全国町並みゼミを開催し、各団体個人の交流や研修を深めてきています。小樽市でも

1980 第3回全国町並みゼミ 小樽・函館大会

2001 第24回全国町並みゼミ 小樽大会

として開催されています。私もこれまで3回ほど参加させていただき、全国で活躍される多くのみなさんと交流し、様々な勉強をさせてもらっています。

 残念ながら前回の桜川真壁大会はオンラインとなりましたので、奈良大会はコロナでどうなるかとヤキモキしましたが、9月末の緊急事態宣言解除で、リアル開催となりました。

         大会ポスター 

この大会では、町並み保存運動の原点である、地域社会の「くらし」を豊かにしてきた『町並みに代表される「まちの資産」とは何なのか、だれが、どのように受け継ぎ、引き継ぐのか?』を改めて考えるというのがテーマです。


「奈良町は、奈良時代の平城京の外京(げきょう)と呼ばれるエリアを中心に、平安末期の11~12世紀頃寺社の仕事に携わる人々によって形成されました。

中世以降、「寺社のまち」、「商工業のまち」、「観光のまち」として、人々の営みとともに発展してきた奈良町は、豊かな歴史や文化が育んだ、町家などの歴史的な建物や伝統行事が残り、多くの人々を惹きつける魅力あふれる「まち」になっています。」とパンフレットにも載っています。ただ、例年は分科会ごとに現地を歩いて研修するフィールドワークがあるのですが、残念ながら今回は座学だけで実際の町を見るヒマがありませんでした。奈良のまちを案内いただけなったことがちょっと心残りですが、コロナ下での開催ですからしょうがないですね。

 

まず、ゼミの最初は分科会です。5つの分科会に分かれての開催です。私が参加したのは、第1分科会です。

歴史的な町並みの保存に向けた制度の在り方 -制度の課題と展望-

というテーマでのパネルディスカッションが行われました。なぜ私がこの分科会を選んだかというと、これまで私は、小樽市の歴史的景観を守るために国の制度を活用すべきと提言を続け、「歴史的まちづくり法」という制度の登録を目指すことになったものですから、そうした制度がすでに取り入れられている町の様子や課題等を知りたいと思ったからです。

      後ほど出されたまとめから


 この分科会でのお話の概略は、

わが国には、歴史的な町並みが良好に保存される伝統的建造物群保存地区(伝建地区)や「歴史的まちづくり法」などいくつもの制度があります。しかし、いまだに伝建地区に指定できない地区や、伝建地区周辺部(バッファーゾーン)の歴史的建築物の保存が困難な地区があります。そこで、町並み保存に向けた制度の活用事例から課題を共有し制度の在り方を模索するとともに、市民意識の醸成に向けた課題を明らかにしたいとのことでした。

 また、HUL(Historic Urban Landscape)という考え方を学び、HULをてがかりに町並みや建物の保存について考えられないか、議論を重ねてきたそうですが、私の理解が追いつきませんでした。勉強します。



コーディネーターの鈴木伸治横浜市立大学教授の進行で、パネラーは倉敷、京都、奈良で活動されている方や市職員の方が務められました。


お話の中で印象に残ったポイントを私なりにまとめると

・奈良市の景観保全とまちづくりについて、奈良まち地区は景観条例と歴まち法だけで伝建地区制度を使っていない。それはなぜか。〜伝建地区制度は制限が厳しい!

・以前より「ならまちにぎわい構想」というまちづくり構想があり歴まち法とマッチした。

・歴まち法による修景のための補助金制度に制度をよく理解している設計士がセットでついてくる。

・京都市はなんと財政難。その立て直しのために景観条例の高さ規制を緩和し、高層マンションを建てられるようにして固定資産税増を狙いたいう考えが出てきている。

・倉敷美観地区はそもそも市の自主条例で守っている。重伝建は使っているが歴まちは使っていない。

・倉敷市は背景保全条例を作り近隣地区に高いビルを建てるのを規制。景観条例内で高層ビルが建てられたのを教訓に景観を維持している。

・いずれも小樽市からするとはるか先を行っている話。ただ、歴まち法導入やその後の話としては参考になる話だった。

・まとめとして、国の制度は市民が困っているときに支えてくれるもの。制度に振り回されることなく、市民が主体的に活用、鍛え直していく視点を持つべきとのお話が福川連盟理事長よりありました。

・小樽の北海製罐第3倉庫の保全維持に関わると思ったのは、伝建地区内でも外側のみを残して内部を大きく改変する事例が進んできているそうです。特別に価値のあるものは何を引き継ぐべきなのかという議論がある。普段の暮らしぶりを伝えていくことの大切さに触れていました。

 

 続く夜の部は感染対策のため、食事付きの交流会はありませんが、1日目の夜は、ならまちセンターのホールで全国から集まった団体や個人の交流会です。例年に比べると出席者は少なく、ちょっと寂しいですが、それでもこうして開催できたのが嬉しいです。

その中で町並み保存やまちづくりに活躍される方を顕彰する「峯山冨美賞」贈呈式や各団体の近況報告が行われました。各地からの報告なども映像トラブルを乗り越え、盛り上がりました。

 

「峯山冨美賞」贈呈式。昨年度の受賞者が「町並みとまちづくりを考える大分県民の会」の岸川多恵子さん、今年度の受賞者は「NPO法人京町家再生研究会」理事長の小島富佐江さんでした。おめでとうございます!


朝里のまちづくりの会からは若き期待の星高橋侑吾さんが発表。映像トラブルも機転で乗り切りました。


長くなりましたので、2日目の様子は次回でということにします。
ここまで読んでいただいた方には大変感謝します!

第44回全国町並みゼミ奈良大会③ 奈良大会2日目報告 ― 2021/11/29 22:17

 

2日目は、奈良県文化会館国際ホールで開かれました。まちづくり団体の関係者や市民ら約240人が参加していたそうです。

挨拶等に続いて、オープニングアクトとして朗読劇「町家よ語れ」が上演されました。

       古くから残る町家が自ら語り出すという演出です。

 

続いて、奈良町まちづくりシンポジウム「まちの資産のいかしかた~なにを・だれが・どのように~」です。

パネリストは

西村幸夫先生(國學院大學教授・東京大学名誉教授)
増井正哉先生(大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム)館長、奈良女子大学・京都大学名誉教授)

コーディネーターが倉橋みどりさん(きたまちコンセント副実行委員長)

  シンポジウムの様子。例年だと満員のお客様で埋まるイベントですが。


 紹介文によると、

「第44回全国町並みゼミ奈良大会を機に、奈良町でまちづくり活動を行っている団体が協働し、新たな取り組みが行われています。そこで、シンポジウムではそうした奈良町での取り組みを振り返りながら、全国の歴史を活かしたまちづくりに精通している西村幸夫先生、長年、奈良女子大学で教鞭をとられ奈良町のまちづくり活動や町並み保存運動にも詳しい増井正哉先生と一緒に、奈良町のまちの資産とは何なのか、だれが関わり、どのように活かしていくのかを考えます。歴史ある町のまちづくりについてぜひ皆さんも一緒に考えましょう。」

とのことで、何度かお会いしてお話も伺っている西村先生のお話には特に期待して聞き耳を立てていましたし、地元の増井先生からこの大会に至るプレイベントの話は再来年小樽開催の貴重な参考になりました。そして、何より驚いたのがコーディネーターの倉橋さんの仕切り力。大物パネリスト二人のお話を見事に引き出し、展開していました。

 

 さて、お話の私なりに印象に残ったポイントを例によって箇条書きでまとめてみます。

西村先生

・全国町並みゼミの歴史をまとめると

  初期 壊される街並みを行政から守るため、情報を求    めて全国から集まる。

行政への不信感

  中期 町が変化するときのルールを作ろう。町並みは弱い立場だから守ろう。

  現在 空き家放置、活用法 次世代への継承 活力の維持どうする

・若い世代を育ててゆく学びの場としての地域、歴史的町並み「まちはゆりかご」である。

・まちづくりに関わる人々の次世代への継承について

  あまり世代交代を意識せずに。若い世代はライフスタイル、人生の価値観が変わってきている。(古いものが好き、面白い!など)そうした世代の人を街として受け入れる、支える懐の深さに期待したい。

・課題として地域のまちづくり活動の結果、町に雰囲気が出てくると外部から「フリーライダー」(タダ乗り)が入ってきて美味しいところだけ持っていく。それをジャッジする有形無形の仕組みが必要になる。

・ベースは町並み。町を愛するさまざまな人が建物、町並みの持つメッセージを包容力を持って読み解く、感じること。

 

増井先生

・「奈良町」と「ならまち」の意味、エリアが違う。

・大会のプレイベントとして「プレゼミ奈良町トーク」、「奈良町見知る」、ユースプログラムなどの内容と意義について。特に「奈良町見知る」のマイクロツーリズムとしての可能性が小樽にも当てはまると思いました。

・多様な価値観などをどのように活かすか、受け入れていくか。その多様性の中で共通の話題「町並みを大事にしたい。」という気持ちをサポートする仕組みがいる。

 

 続いて前日の各分科会の報告を分科会の司会をされていた方からありました。

ちなみに第1分科会は私が参加したということで前々回に紹介していますが、それ以外のところは、


第2分科会 建築物 伝統的民家の継承の考え方 ー暮らしの変化に合わせた取り組みの模索ー

第3分科会 生活文化 生活文化を継承する手法と課題 -「なにを」残すのか

第4分科会 まちづくりの採算性、収益性ー古民家活用やまちづくりにおけるビジネス手法のとらえ方

第5分科会 担い手 まちの良さの伝え方-ニューヒーローの思い-

ということでした。

      第3分科会のまとめです。 


 その後、大会宣言に続き、次回開催地である新潟市から挨拶や紹介映像上演がありました。来年の新潟大会閉会式用に小樽も何か用意しないとなりませんね。

最後は閉会式。

新潟の皆さんからの次回大会のアピールです。 来年は6月開催


あっという間の3日間。コロナの影響で多くの皆さんと交流する機会が少なかったのは残念でしたが、前日の今井町をはじめ、各地の発表等を通して今年も「まちづくり頑張ろう!」という活力を満充電できた3日間でした。