おひさまの会 リレー講座 第4回 ― 2020/12/12 21:38
川澄氏の司会進行でお話が進みます。
前道議の川澄そうのすけ氏が主宰するおひさまの会第4回リレー講座はガチッと感染症対策実施ののうえ開催です。会場は大衆バル「BRIDGE」さん3階。
今回は「コロナ後の観光~地域観光のこれから」についてです。講師は一般社団法人北海道サイクルツーリズム推進協会代表理事・株式会社アーチ代表取締役高橋幸博さんです。
同氏はニセコ地区でスキーツアーガイドコンシェルジュサイクリングツアーガイドコンシェルジュとして主に海外からのスポーツ観光ツアーの企画提案、インバウンド向けガイド業を展開し、またスポーツツーリズムの海外ブランド化、受け入れ準備、地域商社事業を10年以上に渡り推進中です。
私は昨年札幌で開催された「自転車利用環境向上会議in北海道」に参加した折、高橋氏のお話を伺って感銘を受けており、大変楽しみにしていました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で小樽の基幹産業である観光は未だ厳しい情勢にあります。その中で、もしくはコロナ後の小樽観光の目指すビジョンについてアドバイスをいただきました。
お話しされる高橋氏。美唄出身で一時市役所にも勤めだったそうです。
お話の主な内容の中で印象に残ったことを私なりの受け止めでまとめますと、
○サイクルツーリズムとは。
○地域資源として有効活用するために必要なこと
・地域の人・モノ・土地を旅行者を例えばサイクリングというコンテンツを繋げるためにガイド・コンシェルジュのような人がキーポイントになる。
・一旦訪れた人をリピーターに繋げることでサイクルが回りだす。経済効果につながっていくところまで関係を継続していく努力
・官民連携の場づくり。そのための行政を動かす観光ビジョンづくり
・コミュニティづくり。目的やライフスタイルの同じ人たちを部会化。つながることで自信を持って交渉できる。
○地域資源とスポーツを使い、観光受け入れを目指す地方が「着地観光」を目指し、観光コンテンツ作りや受け入れ準備を地域の人たち、事業者、自治体とともに活動することの大切さ。
こうしたお話を伺っていて、私がこれまで小樽でサイクルツーリズムをなんとかして観光コンテンツとして受け入れてもらおうと議会で主に行政に訴えていましたが、なかなか進んでいない理由がなんとなくわかった気がします。いわゆる上からの働きかけだけではなく、高橋さんのように民間からの具体的事業展開の提案や実績がなければなかなか進んで行かないということです。
そしてそのためのキーポイントは間に入って人や組織を結びつける高橋氏のような地域を愛するコーディネーター、プロデューサーの存在だということです。
これはサイクルツーリズム、観光に限らず政策一般の実現のための大原則ですね。高橋氏のこれまでの活動や事業を伺う中で改めて教えていただいた気がします。
後半参加者との質疑ではリラックスして座談会のようになりました。楽しかったです。
また、自転車を利用した社会が理にかなっている理由も世界での例で示されました。最近よく語られるSDGsとの関わりで環境負荷低減や健康的な生活のこと、具体的にはオランダは自転車走行1キロに対し0.22ドルの減税措置を導入したことなどを教えていただきました。
さらに私も今年から乗っているe-BIKE(スポーツタイプの電動アシスト自転車)の有効性についても特に小樽のような坂道の街について話してくれました。嬉しい限りです。
ウィズコロナの時代、これまでのような団体のインバウンドには期待できません。例えばサイクルツーリズムのような個人の趣味を生かし、北海道・後志・小樽の自然や歴史、食文化をベースにライフスタイルと時間を共有することを目的にしたツーリズムが必須のようです。自転車の可能性を再確認させてもらえた高橋氏のお話しでした。ありがとうございました。
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