小樽市議会 未だ開けず ― 2016/06/20 21:41
議会 未だ開けず
何と、今週に入っても議会を再開することができないまま、今日月曜日も過ぎてしまいました。議会が止まった理由は前々回の本ブログで説明しましたが、採録すれば以下の通りです。
『今回は市長が公用車を知人の法事に行くという私的用事に使っていたのではないかという新風小樽の安斉議員からの疑問に、市長が「すべて公務」と答弁しましたが、結果的に「私用の部分もあった」事が判りました。議会としては、当然、答弁の訂正を求め、さらに調整に時間を要した事への謝罪を求めたました。しかし、市長は不正確な内容と、例によって謝罪のない回答を示したため、議会としては納得ができないという状態が続いていました。』
この状況の中、私も民主党を代表して参加する議会運営委員会では、市長が改めて示した修正内容「私用による立ち寄りは、法要へのお参りに際し、公務から公務への移動中に立ち寄らざるを得なかったもの」という表現については、この主張が正当かどうかはともかく、「すべてが公務だった」という事実と違う答弁を事実にあった表現に訂正したという意味で、了解しました。
その上で議会運営委員会の中で意見が分かれたのは、
この度の議会ストップは市長の事実誤認に原因があったのだから、絶対に謝罪すべきで、それがなければ再開はできない。市民にも私的利用はないと虚偽の答弁をしたのだから謝るべき。という市長の謝罪前提論。
一方では、市長に謝る気がないのに無理に謝らせることはできないので、できれば謝ることを望むが、議会再開の絶対条件ではない。議長が議会を止めたとき望んだのは市長の答弁が前後で整合性がとれるようにすること。それが整ったのだから再開すべきではないか。(これは私たちの主張)という再開優先論。に分かれて、結論が出ませんでした。
今朝からそれについて何度か議運、理事会で協議しました。また市長側にも再考を求めましたが、市長からは謝罪はしないという最後通告も受けました。市長の、議会を動かさないのは議会の勝手、という責任なすりつけ、当事者意識のなさに腹が立つのは他の会派の議員の皆さんと同じ思いです。
しかし、このまま、市長が謝らなければ絶対に議会を動かさない、という姿勢もたくさんの思いを市民から付託されている議会としては責任を果たしているとはいえないのでは、と考えます。
いずれにせよ、現在、小樽市議会は、私が代表質問で述べた議会議論のための前提条件である市長と議会の信頼関係が崩れている残念な現状にあります。何とかお互いに信頼回復に努めることが必要ですが、市民生活に欠かせない様々な議案が待ったなしに積み上げられたままです。これを何とかしなければという想いで明日以降も、打開策を探っていこうと思います。

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