小樽市総合博物館リニューアル2021/04/15 21:10

 市総合博物館石川館長からリニューアルのお知らせと見学のお誘いを受けましたので、会派5人全員で伺いました。既に10日オープニングセレモニーが開かれていますが、コロナ対策で別日程になったものです。


博物館前。あれ?と思ったら正面にいらっしゃったクロフォード像がちょっと脇に移されていました。


 今回のリニューアルは主に日本遺産「炭鉄港」関連の展示とプラネタリウムについてとの事でした。

石川館長と大鐘学芸員の案内(豪華!)で、まずはプラネタリウムを鑑賞。落ち着いたリクライニング椅子が20脚ほど置かれていましたが、コロナ後には椅子を増やし1クラス全員が鑑賞できるようにしたいとの事です。学校の教育旅行の体験学習の拠点に使ってもらえるようにという思いがあるそうです。将来的な構想を持ったリニューアルという事ですね。

 プラネタリウム自体も高精細で星がハッキリくっきり見えすごく綺麗なのに加え、全天旧型の動画映像も見られ(この日は地球から遙か宇宙の彼方までの動画でした。宇宙に浮かんでる感じです!)昔々に見たプラネタリウムとは隔世の感です。大鐘さんのナレーションも味わいがありました。

 

            ちゃんと総合博物館敷地から見上げた空が!
      ゆったりとした配置の中、専門家から説明をいただきます。贅沢ですね。 コロナ対策も万全です。


 次に以前からあった旧手宮駅構内のジオラマの背景に、新たに大型スクリーンが設置された展示を見せてもらいました。ジオラマは変わらないものの大型の画面に映し出された、産炭地の幌内(三笠市)と石炭積み出し
港の手宮とを結ぶ旧幌内鉄道関連の動画などと組み合わされると全く違うものに見えるのが不思議です。

  映像に合わせて関連するジオラマの部分にスポットライトが点灯。分かり易いです。汽車が走ったりはしませんがこれはこれで良いですね。


 日本遺産「炭鉄港」の構成文化財の重要なものは実質小樽市に集中しています。コロナ後は小樽市総合博物館に是非、足を運んでいただき、知的好奇心を満たしてほしいです。

 

 今後10年はこのような大規模なリニューアルは難しいでしょうから、コロナ後を見据えた今回のリニューアルが学芸員の皆さんのアイデアを結集した物であることが伝わる興味深い展示なったと思いました。