活動報告 28号 ― 2017/07/06 15:54
市民と語る会 開催 ― 2017/07/11 22:12
小樽市議会主催の「市民と語る会」が今年も開かれました。
とかく「市議会って何してるの?全然見えないわ。」と言われることが多いのを反省し、「開かれた議会」、議会では何をしているのかを市民の皆さんに積極的に説明していこう、という活動の一環として数年前より実施しているものです。
開始当初は議会での話の内容を議員側から説明することに重点が置かれすぎ、時間がかかってしまい、肝心の市民の皆さんの市政に対する思いや質問要望を語っていただく時間が取れないこともしばしばでした。そこで議会としても年々改良を重ね、今年は議会側からはテーマを「地域公共交通」「ふれあいパス」に絞った説明とし、残る時間はフリーに様々なご意見を頂くパターンで開催しました。
また、実施場所も同時に2か所として、議員側も二手に分かれて会に臨んでみました。今回の実施会場は長橋地区の長和会館と松ヶ枝地区は松ヶ枝会館です。私は松ヶ枝会館の担当でした。
松ヶ枝会館入り口です。
残念ながら市民の出席者は10人ほどでしたが、熱心な話し合いが行われました。
前に並んで質問に答える面々。左から2人目が私
主な内容ですが、
①「地域公共交通」特に中央バスの地域交通に果たしてきた役割と現状課題、さらに市長との関係について説明されました。市民にとって公共交通の維持は重要な問題なので、今後議会でも主要なテーマ等して注視していくことを示しました。
地域公共交通について議会議論の経緯を説明する自民党酒井議員
②「ふれあいパスについて」高齢者の交通補助手段としての小樽市の助成制度「ふれあいパス」についてのこれまでの経緯とこの制度を維持していくために今後考えなくてはならないこと、議会として市民の声を反映させていくことなどを説明しました。
③市民の皆さんからの質問・ご意見をいただくタイム
・税金の滞納の話
・除雪について、当初予算に計上しないのは赤字隠しではないのか
・市内の公共トイレの更新の進行具合やニトリからの寄付金の使い方について
・市の政策立案プロセスについて、市民に伝わるよう説明していくべき。特に議会が提案して進んでいる施策もあるのだから、市民に積極的に見えるようにしてはどうか。
等についてです。
参加者が少なかったのは残念ですが、今後の市政に少なからず影響を与えるテーマや指摘も多く、有意義な会だったと思います。参加者増のための周知方法や、議員側の段取り、進行も今後に向けて改善していき、秋にもまた開催することになると思いますので、是非ご参加をお願いいたします。
石狩湾新港LNG火力発電所建設現場視察 ― 2017/07/18 22:50
小樽市議会で北海道電力が建設中の石狩湾新港LNG火力発電所の視察に行ってまいりました。
場所は図のように銭函地区の石狩湾新港工業団地の一番石狩市側になります。発電施設が小樽市、中央水路をまたいでLNGガスタンクが石狩市にあります。
最初に事務所で概要の説明。なぜLNG(液化天然)ガスによる発電所が必要なのか。それは道内の火力発電所が老朽化しているから。自然災害に備えて電源をを分散化するため等だそうです。
また、発電システムとしてLNGコンバインドサイクル発電という効率的に電気を生み出すシステムの利点も説明いただきました。二酸化炭素発生量も少なく環境特性にも優れているそうです。
早速外に出て現場を見せてもらいます。発電所は完成時は3号機体制になるそうですが、現在はまず1号機営業運転開始2019年2月を目指し工事が進んでいます。

LNGガスを燃焼させるガスタービンとその排熱で蒸気を作って蒸気タービンをまわす2段階の発電システムで効率的にエネルギーを取り出すその設備を置く事になる建屋とその内部です。右に見えるのは高さ70メートルの煙突です。
屋上からは小樽方面、タンクのある石狩市側が見えます。下は中央水路です。タンクからこの発電所までは地下パイプで結びガスを送ります。
続いて石狩市側に建設中のガスタンクにやってきました。建設中なので内部に入ることができます。直径90メートル、高さ60メートルの巨大な円形空間です。野球ができる空間に将来はマイナス194度の液化された液化された天然ガスが貯蔵されることになります。
社員の方には懇切丁寧な案内をしていただきました。その上で申し訳ないのですが、多様な電源が必要との説明もありましたが、これだけあれば、もう泊の原子力発電所はいりませんね。電力は今でも何の不足もないのですから。ここが完成すると泊原発1,2号機文に匹敵するそうです。是非エネルギー供給基地として安全に北海道を支えて頂きたいと思います。
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