「お小夜・清吉 朝里悲恋物語」雪像完成 ― 2016/02/08 21:04
報告を続けておりました雪像がようやく完成。ロウソクで灯を入れました。連日風雪の強い日が続き、あまりきれいに灯が入っていませんが、とりあえず公開します。ご覧ください。
今週は気温が上がるそうで、いつまで雪像が持つか不安です。
全体像です。今週中は灯を入れる予定です。静かで雰囲気最高です。
正面から にしん御殿も綺麗に撮れました。
二人のアップ 5時過ぎのブルーライトがきれいな頃です。
上から見たところ
国道側からの全体像 巨大セイウチです。
以下、開会セレモニーでの雪像の説明と制作意図の解説です。
お小夜・清吉 朝里悲恋物語
この雪像は朝里に残る悲しい恋の言い伝えをもとに制作しました。
江戸時代から明治に変わろうという頃のこと。高島でのニシン漁の漁場請負人西川伝右衛門の一人娘お小夜が、朝里漁場の頭取五十嵐清蔵の長男清吉に出会い一目惚れ、恋心を抱きました。
しかし、清吉にはすでに許嫁がいた上に、体が弱く、ついには病死してしまいます。
お小夜の恋は片思いに終わり、悲しみのあまり、
朝里の海に身を投じて後を追いました。
清吉とお小夜を憐れんだ定山和尚は二体の地蔵を彫って二人を弔ったのです。
以上、悲しい恋の実話として現在まで伝わり、その
二体の地蔵は朝里川河口の太平山の祠に静かにまつられています。
実際にはこの雪像のように二人が手を握り合ったという史実はなかったかもしれません。
しかし、だからこそ今、この朝里の地で、せめて雪像として、お小夜の夢を叶えてあげたいというのが、私たちの会の想いです。
朝里十字街はこの地域に住む人たちの夢が叶う場所、そんな新しい言い伝えができればいいなという願いを込めて制作しました。
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