小樽市民会議100 第4回2017/09/23 21:44

 以前、第2回にも見せていただいた「小樽市民会議100」第4回の様子を報告します。画とは、まちづくりの目や、その実現に向けた基本的な方向を示す市政の指となるもので、在の6次画が来年度で了するため、次の小樽市のこれから10年の方向をめる7次画を策定することになります。

 小樽市民会100はその新しい画へ市民の皆さんの意を反映させることを目的とし、参加者が市政について理解を深めながら、まちづくりについて自由に意を出し合える「りある」となることを目指して催されています。

 第3回でまとめられた意見集約、付せんを使って発言を張っていくワークショップの手法ですね。clickしてどんな意見があるか見てください。

 全5回シリーズの4回目ということで、ずいぶんとワークショップでの内容が絞られ、密度が上がっている印象です。それと共に参加者も50人を切り絞られてきています。

進行・アドバイザー役の北大大学院瀬戸口教授から100の意味について、100人という参加者数の意味合いより、100歳、100年の方がふさわしい。なぜなら単純に参加者数が多けりゃいいということではなく、歴史のあるまち小樽のこれまでの100年、これからの100年、高齢者に優しく100歳まで住み続けられるまちづくりをめざす、そんな意思を表す100こそふさわしいと伺いました。その意味であれば、ワークショップの議論は進んでいるようですので、市の企画政策室の意図は報われていることになりますか。

「子育て支援」には女性や大学生のみなさんが集まっていました。進行も上手で明るく活発な話が進んでいました。

環境保全グループ海や海岸などの自然を生かしたまちづくりがテーマ。銭函から張碓の海岸線の美しさと観光について

今回は前の3回の中で、生涯学習、子育て支援、産業振興、市民福祉、生活基盤、環境保全に分かれて話し合ってきた多くのテーマの中から12点に絞って深堀の議論をしていこう、実際にそれらのテーマを形にして動かしていくにはどうしていけばいいかをグループで練っていきます。

具体的には、なぜ(目的)・何を(実施項目)・だれが(実施する人はだれか)・どうやってやるか(実施方法)・いつ(実施時期)・どこで(実施場所)

 

市の企画政策室のメンバーが各テーブルで進行を進め、本当に熱心な話し合いが行われていました。時間が足りず、延長したほどでした。瀬戸口先生もお世辞でなく、この熱気は他市にないほどだそうです。

 今日のまとめです。きちんと考えられています。これをどう小樽市の施策に反映させていくか、市の手腕が問われます。

その後、各グループの発表の様子。思い入れの大きさから時間オーバーの連続で暑い説明が続きました。代表として学生さん、子育て中のお母さんも発表され、幅広いおはなしがあったと感じました。


最後に瀬戸口先生による議論の整理と次回への方向性が示されました。印象的なお話として、誰がやっていくのか、というところで「行政(国や市)がやるべき」という案が多かったが、「そんなに行政には期待できない。まずは自分でできるところから、できるところでやっていくべき。」とのご提言があり、それに応えて、ママカフェを考えている女性から「駅前でまずやってみたい。」との決意が示され、喝さいを浴びていました。

ここでの話し合いがまちづくりのスタートになってくれればと頼もしく感じました。




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