議会報告③教育行政執行方針に関して ― 2020/03/16 10:08
小樽市教育推進計画を基本理念に今年度の教育行政の執行方針を教育長が今議会の冒頭に表明しています。その中から何点かお聞きしました。 様々な新しい取り組みやこれまでの事業の改善を図ることは良いことだと思います。ただ、それが本当に子どものためになることなのか、教職員の過重な負担とならないか、保護者が望む教育環境となるのか、そんな視点で質問をさせてもらっています。
①「専科教員や授業改善推進チームの配置による「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を一層進めるとともに、~」このための専科教員や授業改善推進チームとは何か。市内への配置状況は。これまでの成果は
答弁専科教員とは小学校の特定教科の専門的な指導の充実と学級担任の負担軽減のために中・高免許を所有する教員を加配する取組のこと。
授業改善支援チームとは複数の学校に1名ずつ授業改善推進教員を配置してその推進教員からなる事業改善支援チームを編成、各学校で事業改善に取り組む事業。
今年度については市内に専科教員が3名、それから授業改善支援チームとして6名の教員が加配されています。
これまでの成果として教員の人数が増えることで子供たちによりきめ細かな指導ができることや専門的に指導ができる教員が配置されることで授業改善が進んでいることなどが報告されいます。
②「特別支援教育支援員を全校に配置」とは。これまでも配置されていたはずだが、全校の意味は。学校によって状況違うと思うが、配置人数等は。
答弁特別支援教育支援員についてでございますがこれまで配置希望のあった全ての学校について小学校18校中18校中学校12校中11校に支援員を各1名配置しておりましたがこの度これまで未配置であった中学校1校について配置することになったことから全小中学校への配置としています。
答弁指定校においては現在その各学校で実施している内容を改善したり、さらに充実したりして取り組んでいただきその成果を市内に普及していただきたいと考えています。また、市教委としても各学校をしっかりとサポートして参りたい。
答弁教職員が児童生徒にきめ細かな教育が可能となるように教育委員会としては一層の定数改善や加配措置の充実などを国に要望するよう、引き続き北海道都市教育委員会連絡協議会を通じて道教委に要請していきたいと考えています。
⑤「小・中・高校生の文化芸術分野の部活動等への奨励制度を創設し、学校教育における文化芸術活動を支援」市長提案によると「文化芸術分野部活動における全国大会に出場する小中高生に対する奨励金」とのこと。初めてのことなので、具体的な想定は。内容説明を。この分野は部活動よりは個人での応募等がメインだと思うが、それらへの対応は?
答弁奨励金の内容ですが、現在具体的な要項の準備をしているところですが文化芸術系の部活動などで全国大会などに参加する児童生徒に対する奨励制度を新設するというものです。具体的には対象とする大会を国、地方公共団体、高文連などが主催する大会に限定することを想定しています。一方で営利を目的とする大会ですとか民間主催の音楽コンクール民間の教室などが行うけいこごとなどの発表会は対象外にすることを考えています。
合唱ですとかブラスバンドですとか演劇などの団体のほかに個人や少人数での部活を例えばの写真部、新聞部、放送部、文芸部なども想定をしています。文化系の部活動で個人団体問わず全国大会への参加者がいた時には対応していきたい。
佐々木元美術部顧問だったものですから美術部もぜひ宜しくお願いします。
⑥「忍路中央小学校を活動拠点とし、市指定無形民俗文化財である「忍路鰊漁撈の行事」を子どもたちが体験することにより、地域の民俗芸能の伝承活動を推進」とある。
· Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業
など、
文化庁の各種助成金、支援制度の活用を考えてはどうか。
答弁民俗芸能伝承事業で学校と連携しながら「忍路鰊漁撈の行事」に子供たちが触れる機会を作っていきたいというふうに計画していますが、今のところ具体的な事業内容を保存団体や学校と調整中で来年すぐにということは難しいですが将来的にはご例示いただいた文化庁の助成金などを活用した取り組みができないか研究をしていきたい。
佐々木様々な教育についての新たな事業とさらに伸ばしてという提案がありましたけれども、やはり教員とっては負担があまり増えることにならないように。また、子どもにとっては詰め込みすぎにならないようにご注意のうえ進めていただきたい。
議会報告④ 新型コロナウイルス対策について ― 2020/03/16 10:31
現在も続く新型コロナウイルス感染症の全国的蔓延が深刻化し、その対策に急を要する事態となっています。これまでの動きを時系列でまとめてみました。
新型コロナウイルス対応に関わる主な動き・時系列
特に安倍首相の「科学的根拠に基づかない」「場当たり的」「唐突な」対応で二転三転する事態に市も私たち市民も振り回されているのが実情ですが、今はとにかく市民、とりわけ高齢者や基礎疾患のある方や子どもの安全を第一に、感染防止、市内経済、子どもいる家庭への様々な影響などに対応していく必要があります。
市は私の質問に「市長がそのリーダーシップのもと国・北海道と連携しながら的確に、スピード感を持って課題の解決に取り組み 市としての責任を果たしてまいりたい。」との答弁でした。議会としてもサポートしていきます。
収束の見通しがたたない中、不安感が広がっていますが、私たちはデマや不正確な情報に惑わされず、冷静に協力し合ってこの危機を乗り切りましょう。
この問題に関わる私の質問と答弁です。
質問市内小中学校の避難所備品の中にマスクが1箇所に100枚ずつあるということですが、これからの卒業式で、マスクが家庭ですでにない子どもや病院、市の窓口対応される職員方などに緊急に利用することはできないか。
答弁備品のマスクは6000枚ほどあるという話ですので検討させていただきたいと思います。
要望是非、前向きに検討をお願いしたい。
結果として1500枚を小中学校の分散登校や卒業式でマスクを用意できない児童生徒用に使えるようになりました。また、私たちの会派の高橋龍議員の仲介で市内の匿名の方から子供用のマスク1700枚を寄贈いただき、低学年の児童に使ってもらえることになりました。

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