活動報告47号2022/04/03 11:24

 2022年小樽市議会第1回定例会の話題を中心に活動報告47号を発行しました。どうかお読みください。
 今議会では私が会派代表質問を行っています。第1回の定例会ですので、22年当初予算に関する質問が中心ですが、迫小樽市長がこの議会の中で市長選再出馬を表明したこともあり、迫市長の再出馬にかける思いをお聞きしようと思っていましたが、あまり深入りすると選挙の事前活動とみなされ、公選法に抵触する恐れありとの判断もあって、市長の2期目にかける思い等はある程度のところまで述べていただくにとどめた所です。
 続く新年度予算もあくまでも市の考えを聞くというスタンスで質問しています。
 
 それ以外にもコロナ禍のここまでの影響についても市のさまざまな所に影響を与えている事実や子供のワクチン接種について。また、小樽市内の歴史文化遺産の保全活用については、とりわけ解体の危機の直面する住ノ江の火の見櫓についてなど質問しました。
 詳しくは後ほどこのブログに掲載しようと思います。






小樽に残る火の見櫓2022/04/04 16:29

  これまで市議会代表質問や活動報告で小樽市に残る住ノ江火の見櫓が小樽市の産業や市民生活に深く関わる近代遺産として大変貴重なもので、全国的にも火の見櫓が登録文化財に登録されている例もあることを紹介してきました。


ただ、その住ノ江火の見櫓が解体の危機にあることが分かりました。また、新聞報道ではもう解体が決まったかのように書かれていたものですから、保存を諦めてしまった方もいるようです。そもそも火の見櫓の役割は既に終えており、現在は消防団のホースを乾かすために使われたりしているそうで、一般にはその存在価値は認められ辛くなっています。

  小樽には大火が続いた歴史があります。 市民生活の安心を見守ってきたシンボルとして貴重なものではないでしょうか。


しかし、私の議会での質問を通し、所有する小樽市消防団第16分団の方々はその管理責任の継続が難しくなったためにやむなく解体の方針を出されたとのことで、所有して管理を任せられる人、団体が7月までに現れた場合は話し合いの余地がありとのことが判明しましたし、そうした方々が出てきて、歴史的文化財的価値について調査の意向があった場合は、市消防本部、市教委も協力を約束してくれました。

先ずは保存のための団体発足に動きが出ていますので、期待してますし、私も一緒に活動していきたいと思っています。

 

ところで、その質問のために消防本部にも色々と調べていただいた中で、興味深いことが判明しましたのでお知らせしたいと思います。私はてっきり市に残る火の見櫓は住ノ江のものだけかと思っていましたら、実はそれ以外にも4塔存在していることが分かったのです。普段何気なく見過ごしてしまう風景の一部と化してしまうの典型だなあと反省しつつ、ここで紹介しておこうと思います。


    消防団第2分団詰所(都会館に併設)稲穂44−7

都会館に付属しています。一見仮設の足場のようにも見えますが半鐘もちゃんとついていますね。


    消防団第14分団 器具庫 張碓町472番地

春香町の国道5号線から海側に降りた住宅街にあります。


    消防団第14分団 詰所 張碓町189番地

張碓町市街に降りてすぐに見えます。立派な建造物。町のシンボルの一つでしょう。


    消防団第15分団 詰所 銭函2丁目28番9


銭函市民センター横に立っています。国道からも何度も目にしているはずなのに言われるまで認識できませんでした。
 
 こうした市内に残っているのにその価値に気づかないものが他にもたくさんありますね。しっかり文化遺産として把握していく活動を町内会など市民団体を中心にできないかと思っています。