総務常任委員会開催2015/10/13 21:26

 7日に引き続き、総務常任委員会が開かれました。森井市長がどうしても自分の公約実現のために必要だと主張し、6月から非常勤嘱託員として採用した参与が本当に必要なのか、という転移ついて審議されました。
 私は、そもそも参与の任用の時点で職員課長、総務部次長がその任用を了承する書類に印を押さなかった理由を聞きました。両者共に「参与の任用については慎重に扱うべき」として、自分の職責上、印を押せなかったとのことでした。この書類は総務部長が代印を押すことによって手続き上、行政上は成立しています。しかし、担当職員の疑義を力尽くで封殺し、議会での否決も無視している現状は道義的にはどうなのか。等について質しました。
 市長からは「そのようなことにはならない。」との答弁でしたが、市長の任用権限だからといってフリーパスで職員が採用でき、その報酬のための予算は本来他の臨時職員採用のためのお金を無制限に流用できるというのでは、チェック機能も働かず、職員の縁故、情実採用が簡単に行われてしまうことになります。そんなことにならないためにチェック機能が必要なことを認めさせましたが、このままでは今後心配になります。
 私としては本当に参与と委嘱が必要なのか、どうしてもと言うならその人選も含めて、やはり慎重に来年度に向けて検討すべきと提言し、市長からは「お話の内容を今後検討していきます。」とのお答えでした。
 人事に限らず、市長にはひとつの考えに固執せず、柔軟にいろいろな方からのお声を聞く姿勢を思い出したもらいたいと思います。